霧と山の幻想的風景とノスタルジックな街
九份老街へは台北市内からバスで行く方法などがありますが、今回は十分老街や猴硐猫村を訪れた帰りなので、瑞芳駅からタクシーで向かうことにしました。
九份老街は行きのルートはどれをとっても簡単に辿りつけるので心配ありませんが、帰りはバスやタクシーの争奪戦になるようです。配車サービスアプリなどを事前に準備しておくことをお勧めします。
駅前はタクシーがいっぱいあるよ。日本人はほとんど九份老街に向かうから、運転手さんに「じぉぅふぇん」って言えば伝わるよ。
瑞芳駅からタクシーで15分ほどで九份老街に到着します。この日の天気は雨模様です。老街のノスタルジックな街並が霧に包まれて幻想的な雰囲気が出ています。
九份の紹介記事ではよく晴れた写真を選ばれているけど、基本的には亜熱帯気候の地域の山の上だから曇りや雨の日が多いよ。この霧に包まれた風景がいつもの姿だよね。
タクシー乗降所から少し登ると九份老街の入り口に到着します。老街の通路は狭く、入口から人が溢れているので、その人気ぶりがわかります。
もしかすると台湾で一番有名なセブンイレブンかも。
この日はなぜかうっかりと傘をわすれてしまいました。しかたなく、雨足が弱まるまでアーケードのある場所の店をウロウロします。
こんな雨でも人がたくさんいて、人気ぶりがよくわかるよ。
アーケードを抜けて幸福堂のある所まで進むと、目の前に山と海が広がります。山特有の分厚い雲が速く流れる様子は見ていて飽きません。
晴れた景色も綺麗だけど、曇りや雨の日の雲海も幻想的だよ。
老街の中心部には「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデル(公式は否定しています)と宣伝される阿妹茶酒館があります。公式が否定している以上モデルではないのでしょうが、この神秘的な光景を見るとそれが本物かどうかは些事なのかもしれません。
本当のモデルかどうかはさておき、現地では「千と千尋の神隠し」にガッツリと乗っかっているよ。国を超えて古い鉱山の街だった九份に活気を与えたジブリは素晴らしいよね。
九份付近では、日本統治時代から金銀銅が多く採れたそうだよ。
鉱山だった名残りを売りにしたお土産もあるから探してね。
最後に訪れたのは芋仔蕃薯茶房です。KKday(酷遊天)という台湾のアクティビティ予約サイトを利用して、この茶房の予約をしました。
美味しいお茶を飲みながら九份の絶景を見られるお勧めの茶房です。
KKday(酷遊天)のバウチャーを見せてスムーズに入店できたよ。ここも指差しオンリーで問題ないよ。
お茶が運ばれてくると、店員のお兄さんが丁寧にお茶を入れながら飲み方を実演してくださいます。縦長の小さい容器で香りを楽しむなど、台湾の言葉がわからなくとも身振り手振りで教えてくれます。
お茶は足元に沸かしたお湯を注いで何度でも飲めるよ。
陽が沈む時間までお茶を飲みながらのんびり過ごせるね。
陽が傾いてくると、提灯に灯がともり始め、九份老街は昼間と違った顔を見せてくれます。
いつまでも眺めていたい気分もありますが、九份老街の店も徐々に閉まるところが出てきます。今回は九份での宿泊はしないため、後ろ髪をひかれつつも帰路につきます。
阿妹茶酒館のある階段を真っすぐ降りたところにある警察署付近までくると、台北市内へ帰ろうとす方々でごった返しています。ここからバスやタクシーを捕まえようとするのはなかなか難しいので気を付けてください。
配車サービスアプリを利用すれば、安く確実に台北市内に帰ることができます。
本当に景色を楽しもうとするなら宿泊を検討しても良いかも。
配車サービスアプリを活用すれば、行先も確実に伝わるから気軽に往復できるよ。定番スポットだけど、行く価値は必ずあるから是非行ってみよう。